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タイヤの寿命、空気圧、溝などの点検方法

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タイヤの消耗と寿命

 クルマが進んだり、止まったり、曲がったりするときにタイヤに摩擦が発生します。この摩擦によってタイヤは摩耗していき、グリップの高いタイヤほど摩耗が早くなります。

  タイヤの路面に触れる部分であるトレッドと呼ばれる部分には溝が刻まれていますが、この溝は路面の水を流し出すものです。タイヤと路面の間に水が入ってしまうと、摩擦力が低下して、クルマがコントロール不能になってしまいます。それを防ぐために、溝によって排水しているのです。タイヤが摩耗してくると、この溝がどんどん浅くなり、排水能力が低下してしまいます。

 じゃあ天気がよければ溝のないボウズタイヤでもいいのかというと、それは間違いです。溝が極端に浅くなるまで摩耗すると、トレッド用ではないゴム層が表面に出てきます。このゴム層はタイヤの構造を支えるためのもので、丈夫ではあるが、グリップ力は極端に低くなります。なので摩耗が進んだらタイヤは寿命を迎えた事になります。

 

タイヤの点検

 タイヤの点検で最も重要なのは溝の深さです。

溝の深さの使用限界は1.6㎜です。

 走行距離がさほど多くないクルマの場合、目に見えて摩耗して行くことはないので、溝の深さだけなら半年に1回の点検でも十分だが、何らかの損傷が発見できることもあるので、月に1回は点検することをお勧めします。

 タイヤには寿命がひと目でわかるようになっています。タイヤの横を見ると数カ所に△印や矢印があるはずです。これがウエアインジゲーターというもので、この印の延長線上の溝は、周囲より1.6㎜浅く作られているので、タイヤが摩耗してくると、その部分だけ先に溝がなくなり、タイヤを横断するような1本のラインが現れます。

これがスリップサインです。

このラインが現れたら、早急にタイヤを交換する必要があります。

 

タイヤの空気圧の点検

 タイヤの空気圧は月に1回行うのが理想です。ガソリンスタンドなどで無料で点検できるところがあります。

 適正空気圧は車種ごとに定められていて、運転席のドアの開けたところにラベルが貼られています。

 

空気圧が適正でない場合

 1.空気圧が低すぎる場合 

  • ハンドルが重い
  • タイヤが損傷を受けやすい
  • 高速走行の場合にはスタンディングウエーブ現象が発生し、バースト(破裂)の危険が高まる
  • 摩擦抵抗が大きくなり燃料消費量が増える
  • 接地面(トレッド)の両端部が早く摩耗する

  2.空気圧が高すぎる場合

  • 接地面(トレッド)の中央部の摩耗が早まる
  • ショックを吸収できず乗り心地が悪くなる
  • 摩擦抵抗が小さくなるためスリップが起きやすい
  • ハンドルがふらつきやすい

 3.左右のタイヤの空気圧が均等でない場合

  • 空気圧の低い方にハンドルを取られやすくなる
  • ブレーキが均等に効かない 

 

月1点検だけでなく、長距離ドライブに出掛ける前には空気圧の点検をすることをお勧めします。

 

それでは、レッツドライブ!