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クルマで自転車の側方を通るときの注意点

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最近、街中で自転車(ロードバイクなど)を多く見かけます。それも、ものすごいスピードでクルマの脇を通り過ぎて行き、ドキッとすることが多々あります。

自転車は道路交通法上、軽車両扱いなので、原則として車道を走らなければならないと決まっています。クルマと自転車のどちらが上だとかではなく、共存するためにどうしたことに気をつければいいのか?などを学んでいきたいと思います。

 

 

自転車の側方通過時の危険性

ケース①

「自転車の後ろに乗っていた子供が、自転車を止め父親がカギをかけている間に自転車から降りて、クルマにはねられる」という事故がありました。

 

詳細はわかりませんが、おそらく子供は車道側に降りたのでしょう。車道側に降りるのは危険だということは小さい子供にはわからないでしょう。自分で乗り降りできるようになったら、自転車を降りる時は必ずクルマが走っていない側、つまり路側帯側から降りるということをしっかり教えておかないといけません。

 

一方、クルマのドライバーも、後ろに子供を乗せた自転車が止まった時には、子供が車道側に降りるかもしれないと考える必要があります。前に子供を乗せてふらついている自転車が走っていて、追い越す時にはヒヤヒヤします。自転車が止まれば少しホッとして、一気に追い越したくなる。そこに危険な落とし穴があります。

自転車は、クルマに追い越してもらうために止まるわけではありません。しかも、自転車は止まる時にバランスを崩し、そのはずみで後ろに乗っていた子供が投げ出される可能性もあるので、十分気をつけないといけません。

 

ケース②

ケース①とは逆に、「自転車に乗ろうとしていた高齢者がバランスを崩して車道側に転倒し、前から来たクルマにはねられる」という事故がありました。

 

これも詳細はわかりませんが、信号待ちなどで止まっていて、信号が変わったのでペダルを踏んで走り出そうとする時にバランスを崩す自転車もあるし、、特に高齢者の自転車には注意が必要です。

 

安全な間隔をとるか徐行する

子供や高齢者など、予測不能な状況でどのように気をつければいいのか。

道路交通法では、歩行者の側方を通過する時は、安全な間隔をとるか、それができない場合は徐行することが義務付けられています。

自転車の場合も、交通教則のなかで、「追越しなどのために自転車のそばを通る時は、自転車のふらつきなどを予測し、自転車との間に安全な間隔を空けるか、徐行しなければならない」と定められています。

安全な間隔とは、最低1メートル以上といわれていますが、自転車が転倒した場合を考えると1メートルだとかなり不安ではあります。

どのくらいの間隔が必要かは状況にもよりますし、安全な間隔がとれそうにない時は徐行するしかない。それに走行している自転車だけではなく、停止した自転車や走り出そうとしている自転車にも十分に目を配る必要があります。

 

こうすれば大丈夫ということはないので、最悪の事態を予測し、お互いゆずりあいの精神で安全に走行しましょう。

 

それでは、レッツドライブ!