洗車キズが目立たなくなる洗車法
最初にやってほしいこと
まずやってほしいことは、ボディーを水ですすぐこと。その時、出来ればなるべう高圧の水ですすぐことをおすすめします。
理由は、ボディーについた見えない砂ぼこりや、虫の死骸などを吹き飛ばさないと、いくらテクニックを使っても、ボディーとスポンジの間に異物があれば傷はついてしまいます。
お住まいに十分なスペースがあれば、家のホースでできますが、最近は優れものの機器も出ているので参考にして見てください。
縦横縦のテクニック
洗車の際、クルマに洗車キズがつきにくくするテクニックがある。
シャンプーからコーティングに至る一連の作業のなかでは、シャンプーの際のスポンジ、すすぎ後の残り水の拭き取り、ワックスやコーティング剤の塗布、拭き取りの4工程で塗装を擦ることになります。この時に塗装に洗車キズができやすくなります。
しかし、こうしてできるキズを洗車キズのように目立たせないようにするのが「縦横縦」の洗車テクニックだ。
キズができても目立たない
洗車キズが目立ってしまうのは、さまざまな方向のキズが混在しているためだ。
どんな方向から光が当たっても、どこかのキズが乱反射してしまう。
もしキズの方向が揃っていれば、一定の方向からしか見えなくなる。しかも、こうした方向が揃った反射は、キラリという感じで塗装の光沢を演出してくれることもある。
そのためにスポンジや拭き取り材でボディを擦る際には、塗装上の水の流れる方向を「縦」として、この方向に沿ってスポンジや拭き取り材を動かすように擦る。
本来はこの方向だけで作業し続けたいが、一定の方向だけだと洗い残しや拭き残りができやすい。
そこで、基本となる縦方向と直角に交わる横方向でも作業する。ただし、ラストタッチは必ず縦方向にする。
排水能力も高まる
ラストタッチを縦にすると、塗装やコーティング皮膜に方向性を与える。スポンジや拭き取り材で塗装表面やコーティング皮膜を擦った際、たとえ異物が間に入っていなくても、顕微鏡レベルの凸凹が生まれる。この凸凹は光の反射にはほとんど影響を与えないが、ぬかるみにできるわだちのように、一定の方向性ができていると、その方向に沿ってボディ上の水が流れやすくなる。
縦横を守っていればスポンジや拭き取り材を往復させてもいいが、縦方向ではその面のもっとも高い位置から低い位置まで一気に動かすと、さらに効果が高まる。
特に最後の最後にコーティング皮膜に触れることになる拭き取りの際には一気に吹き切ると、排水性を一段と高めることができる。
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洗車キズなんてほとんど気にならないという人は、洗車機で洗っても全く問題はない。
しかし、テクニックを知って試して見るだけで大分変わります。それに、クルマにも愛着が湧いてきます。
休日にお時間があれば、ぜひ手洗いで試してみてくださ。
それでは、レッツドライブ!